とがし果樹園とは

とがし果樹園のこだわり

樹上完熟や減農薬栽培について

収穫のタイミングや減農薬栽培に取り組み、
おいしい果物を収穫できるよう日々研究しております

樹上完熟

樹になっている状態で完熟になるまで待ち、収穫する樹上完熟について

樹上完熟
樹上完熟
果物本来の味を味わって頂くために。

通常流通品との差別化を図る為、「樹上完熟」での収穫に特に力を入れております。「樹上完熟」とは文字通り、樹になっている状態で完熟になるまで待ってから収穫します。そうする事により味には深みが出て、果汁たっぷりの果物に仕上がります。果物本来の味を味わって頂きたいとの思いからの取り組みです。簡単そうに見えますが、実は一番難しい部分なのです。もしこの「樹上完熟品」を市場等、仲買を介して販売する場合は、日持ちの関係から規格外になるものが増えたり、等級が低くなってしまうなどロスが多くなってしまいます。それを避ける為に、収穫した果物を直接販売する販売体制の確立が必要になるためです。

減農薬栽培への取り組み

とがし果樹園がつくるくだものの減農薬栽培方法について

もも
ももの減農薬について

特別栽培基準での栽培に取り組んでおります。

特別栽培とは、化学合成農薬及び化学肥料の窒素成分を慣行栽培レベルから50%以上削減して生産する栽培方法です

なし
なしの減農薬について

一部の園地で減農薬栽培を試験的に実施し、全ての園地で対応出来るか検討中です。但し近年、「黒星病」という病気の蔓延により、中々難しい状況になっておりますが、日々努力を続け、全ての園地での実現を目標に取り組んでおります。

りんご
りんごの減農薬について

慣行栽培(年14回)の防除回数を約15%削減した減農薬栽培(年12回)に取り組んでおります。殺ダニ剤の代用として、天然成分のヨーグルト資材を使用するなどの取り組みも併せて実施しております。

土づくりの取り組み

免疫力の高い樹づくりのための土づくりについて

土づくり

畑の土は人間に例えると、腸と同じ役割を果たしています。近年「腸活」がブームになっておりますが、同じように畑の土も良質にする事が、おいしい果物を生産する上での大切な部分です。土壌中に存在する微生物の住みやすい環境を作る為に化学肥料の使用は極力控え、完熟堆肥やホタテの殻粉やカキ殻粉、ビタミンやミネラルを豊富に含む発酵植物活性液などを散布して、良質な土づくりを実践しております。特別栽培及び減農薬栽培をするには健康な土壌をつくる事が大前提であり、人間と同じように免疫力の高い樹づくりが大切になります。

自然型農業への取り組み

環境保全のための取り組みについて

自然型農業

肥料や農薬などは、化学的なものの使用は必要最低限とし、天然成分のもので代用出来る所は、積極的に取り入れております。 果物の生産には、手作業で行う作業工程がたくさんあります。一部では機械や農薬により、それらの作業を簡素化出来ますが、良質な果物の生産には、やはり手作業が一番と考えます。先代から続く高品質の果物をつくる為、私どもはそれらを妥協する事なく、手作業で行います。除草剤の使用も極力控え、刈りづらい部分の雑草も刈り払い機で行います。正直、大変ではありますが、それが環境保護の為、ひいては当果樹園の果物をご購入頂いたお客様の笑顔につながればと思っております。

わたしたちの果物づくり。
とがし果樹園は、主に家族経営で運営する果樹園です。 規模はそれほど大きくありませんが、その分栽培する果物の品質にはとことんこだわり、良質な果物を作る為に、樹や果実とのコミュニケーションを大切に果物づくりをしています。

当果樹園のある福島市は盆地特有の気候で、夏は高温多湿、冬は寒冷で『フルーツ王国』と呼ばれるほど果物の栽培に適した地域です。市町村別の生産量では、桃が2位、梨が1位となっており、その他にもりんご、ぶどう、さくらんぼ等、様々な果物が栽培されています。

農業は、自然との共存によって成り立つ職業です。近年では、大きな自然災害が毎年、全国のどこかで発生してしまうような状況もあり、自然を相手にすると、人間の力はあまりにも無力です。だからこそ、そんな偉大な自然の力を最大限に活かせるよう、あまり自然環境に負担をかけない「自然型農業」の実践を目標に私は日々、農業に取り組んでおります。 園主 富樫 孝志